ビタミンC教室

ビタミンC教室

ドクター監修:ドクター写真

監修:しのぶ皮膚科院長
蘇原しのぶ先生
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医師。東海大学医学部卒業後、北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、白斑専門の新宿皮フ科副院長。2016年にしのぶ皮膚科開業。皮膚科・皮膚外科歴12年。ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ等のメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。アトピー性皮膚炎治療を専門とし、アトピーチャンネルの総監修などもしている。

医師。北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、しのぶ皮膚科開業。皮膚科・皮膚外科歴12年。オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ等のメディア活動も精力的にこなしている。

アトピーの特徴と、増えている成人型アトピー

アトピー性皮膚炎に悩む人は世界中に多くいます。しかし、科学や医療が発達した現在でも、アトピーの発症メカニズムの全てが解明されてはいません。「かゆみがある」「慢性化と症状の反復を繰り返す」「遺伝での発症では、年齢とともに症状の変化がある」などの特徴があり、アトピー診断の基準となっています。

通常は、成人に向かうにつれて症状が軽くなることが多いのですが、「思春期を過ぎても治らない」「大人になってから発症する」など、いわゆる『成人型アトピー』に悩む人も増えているといわれています。

 アトピーの痒み・赤みの原因

アトピー性皮膚炎の痒みや赤みの主な原因は、「活性酸素」と、それに不飽和脂肪酸が結びついてできる「過酸化脂質」であると考えられています。活性酸素とは、呼吸をして酸素を吸えば必ずできてしまうものです。さまざまな老化現象を引き起こすものとして知られていますが、免疫機能の一つとしてウイルス等を攻撃したりもします。しかし、必要以上に増えると害になってしまうというものなのです。

また、活性酸素によって増加する「過酸化脂質」も細胞を攻撃し肌のバリア機能を壊してしまいます。その結果、壊れた皮膚細胞からホコリやアレルゲンなどの有害物質が入ってしまい、痒みや赤みへとつながります。

ビタミンCがアトピー治療に光を射す?!

アトピー性皮膚炎の方の多くが、痒みに耐えられず肌を掻いてしまいます。これがさらに肌状態を悪化させ、アトピーが進行・慢性化する悪循環に陥ってしまいます。それを防ぐには、過剰に発生した「活性酸素」を取り除かなくてはなりません。

この活性酸素を取り除くのに有効とさせているのがビタミンCです。ビタミンCには非常に強い抗酸化力があるので、体内の活性酸素による酸化を防ぎ、さらには「過酸化脂質」の除去にも効果が見込まれます。

しかしながら、現状の日本皮膚科学会のガイドラインでは、アトピー性皮膚炎に対しての治療にビタミンCが有効であるという記述はありません。

海外ではその効果が注目されているので、今後の日本でのアトピー治療に光を射す日も近いかもしれません。ビタミンC摂取方法は、食事から摂る「経口摂取」と皮膚への直接塗布「経皮摂取」の2種類があります。今まではビタミンCの経皮摂取は困難とされていましたが、科学の進歩により、効果的にビタミンCを皮膚から摂取できる技術が開発されました。今後は経口摂取にあわせて、ビタミンCの経皮摂取がさらに広がっていくでしょう。