身体に必要不可欠!コラーゲンの基礎知識
人間の体を作っている全たんぱく質の約30%を占めているコラーゲン。「コラーゲン」とは一体何でしょうか。
コラーゲンは細胞と細胞の間に存在し、それらをくっつける働きをしています。その分類は20種類を超え、皮膚・靱帯・軟骨・骨・腱・関節・目の角膜や水晶体などにも含まれているため、人体において必要不可欠なものです。
また、肌のハリや弾力を保っている真皮層と呼ばれる部分は、約70%がコラーゲンで構成させています。
コラーゲンのおかげで、私たちの肌はハリや弾力、ツヤを保つことができるのです。お肌のコラーゲン量は20歳前後ピークを迎え、60代では3/4程度まで減少してしまいます。美肌を目指すには、このコラーゲンは非常に重要な成分なのです。
どうやって作られる?コラーゲンができるメカニズム
コラーゲンは食べたり飲んだりすると良い!と誰しもなんとなく知っていますよね。しかし、コラーゲンを食べても、そのまま体内のコラーゲンになるわけではありません。摂取したコラーゲンは、アミノ酸やペプチドなどの非常に小さい分子に分解されます。その後、腸で吸収されたアミノ酸ペプチドが再びコラーゲンとして生成されるのです。
コラーゲンは皮膚を構成するための主要な成分であり、皮膚のかさつき・たるみ・シワなどが気になる人は、コラーゲンが不足している可能性があります。コラーゲンは全身の健康のため1日に約2.5g、さらに健康増進のためには約5g摂るといいといわれています。
ビタミンC不足注意!コラーゲンとビタミンCの深い関係
コラーゲンとビタミンC、どちらも体には必要な要素です。この二つ、あまり関係なさそうですが、実は重要なつながりがあります。コラーゲンを合成する際に必要な酵素の働きを、ビタミンCがサポートしているのです。そのため、ビタミンCが不足しているとコラーゲン生成がきちんと行われません。
たとえば出血が止まらなくなる病「壊血病」はビタミンC不足が原因です。ビタミンC不足によりコラーゲン合成が充分に行われず、血管や皮膚組織粘膜がもろくなってしまうことから発症します。
コラーゲンは皮膚の70%を占め、ハリや弾力を保っている成分。肌のかさつき・たるみ・シワ・シミが気になる、又は予防の為には、ビタミンCも併せて十分に摂ることが必要です。
ビタミンCは食べて摂るのと併せて、皮膚へビタミンCを直接届ける(経皮接種)ことができる化粧品を使用することもポイントです。
最近では、酸化しにくくお肌への浸透力が高まった新しいビタミンC成分も誕生し、非常に注目されています。