ビタミンC教室

ビタミンC教室

ドクター監修:ドクター写真

監修:しのぶ皮膚科院長
蘇原しのぶ先生
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医師。東海大学医学部卒業後、北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、白斑専門の新宿皮フ科副院長。2016年にしのぶ皮膚科開業。皮膚科・皮膚外科歴12年。ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ等のメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。アトピー性皮膚炎治療を専門とし、アトピーチャンネルの総監修などもしている。

医師。北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、しのぶ皮膚科開業。皮膚科・皮膚外科歴12年。オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ等のメディア活動も精力的にこなしている。

水溶性ビタミンC誘導体とは

純粋なビタミンCは、肌への浸透が悪く、酸化しやすいという弱点があります。しかし、この弱点を克服するべく、ビタミンCを他の分子と結合させできた物質が「ビタミンC誘導体」です。水溶性ビタミンC誘導体は、名前からも分かるように、水分に反応しビタミンCが溶け出すという性質をもっています。水溶性ビタミンC誘導体にはいくつか種類があり、L-アスコルビン酸2-グルコシド、リン酸アスコルビルMg、アスコルビルグルコシド等が挙げられます。特に、リン酸とナトリウムの結合で成分を安定させたものは、肌への浸透力が非常に高いといわれています。

また、水溶性ビタミンC誘導体は、イオン導入(微弱電流を流す導入法)で、その浸透性をさらに高めることが可能となっています。

水溶性ビタミンC誘導体を含むスキンケア化粧品

水溶性ビタミンC誘導体は、化粧水や美容液などの基礎化粧品に多く使われています。短時間で肌に吸収されるという特徴があるため、こうしたスキンケア化粧品に配合される成分としては、とても相性がいいといえます。

ただ一方で、水溶性であるため、油分を含むジェルや乳液、クリームなどに配合することができません。ニキビ跡や色素沈着への効果は、厚生労働省も認定しており、美白成分として医薬部外品への配合も認められています。しかし、濃度を濃くしてしまうと、肌に刺激になる可能性があり、また皮脂を抑制する作用が働きすぎて乾燥を引き起こす場合もあるので、注意して使用することが大切です。

水溶性ビタミンC誘導体のメリット&デメリット

水溶性ビタミンC誘導体は、経口接種(食べる・飲む)よりも、肌に対して直接的な効果が期待できます。サプリメントなとによってビタミンCを摂取しても、体内のさまざまな箇所で消費されてしまい、肌へ届きにくいという難点があります。そのため、肌へ直接ビタミンC塗って届けるほうが、効果を実感しやすいのです。

水溶性ビタミンC誘導体の直接塗布は、表皮に対して早い効果が見込めるでしょう。しかし肌の奥深く、真皮まで浸透しにくいという点もあります。これは、皮膚が「水分と油分の網目構造」をしているためです。水溶性ビタミンC誘導体だけでなく、併せて油溶性ビタミンC誘導体も両方を使うのが良いでしょう。他にも、水溶性ビタミンC誘導体には「即効性はあるが持続性がない」「紫外線に弱い」などの弱点があります。これらの弱点も、油溶性ビタミンC誘導体や、海外で注目されている最新型ビタミンCなどとうまく組み合わせることで克服できるでしょう。